菌が増える時間
[2018.11.16]みなさんこんにちは!
みなさんの口の中で虫歯を作る原因となる菌、1番はstreptococcus mutants という菌です。
一般的に歯垢1gの中には10の11乗個の細菌がいると言われています。ちなみにその数は人の糞便の3倍と言われます。
さて、ベロで歯の裏を舐めてみてください。ザラザラしていますか?ザラザラしてる人は・・・今、糞便の3倍の量の菌を舐めました。
冗談は置いておいて、1つの菌が分裂するのに40分。40分で2つになります。80分で4つに。120分で8つに。160分で16・・・24時間で1gになるそうです。そのまま増えると31時間で1kgに。
じゃあもう口の中が歯垢でいっぱいになってご飯も食べられないんじゃないかって話になってしいます。
そんなことになったら大変です。二日間歯磨きしなかったら菌に埋もれむしろ自分も菌の一員にって話になってしまいます。そうならないのは、菌がある程度増えると養分が足りなくなって増えることができなくなるからです。
1番虫歯に関係のある菌は糖を代謝して酸を作ります。
歯周病菌はタンパク質をします。
菌を口の中から0の状態にするのは非常に難しい事ですが。菌を減らすことはできます。
それが日々のセルフケアと、医院で受けてもらうプロフェッショナルケアです。
1日3回食後にしっかりとブラッシングして歯垢を落とす、菌を減らすことが1番大切です。
だからこそ、たけの子歯科ではきちんとしたブラッシングの方法も一緒に練習してもらいます。
磨いたという気持ちになっても磨けてない部分はあるものです。
もちろん、歯ブラシだけで磨き切るイメージではなく、歯間ブラシやフロスなどの使い方もとても重要です。
歯間ブラシやフロスなどのツールは、使われていますか?デンタルリンスなど、洗口液はどうでしょうか?
もちろんすべてのものを必ず使わなければいけないわけではありませんし、ちゃんと使えていなければ効果は低いものです。
使い方がわからない方、使っているけど効果が感じられない方も是非一度お尋ねください。
歯磨きのタイミングで特に、夜疲れて歯磨きせずに寝てしまうというのは1番良くないことです。歯垢がたまっているだけでなく、汚れを落とす作用のある唾液や、口の動きがなくなって舌や粘膜に擦れることもできないので菌にとってはじっくり仲間を増やすことができる時間になってしまうわけです。
きっちりと歯を磨く習慣をつけ、菌に埋もれない環境づくりをしましょう!